騎兵と狩人GT-3・戦闘前思わぬ旅
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騎兵と狩人 GT-3・戦闘前

思わぬ旅

賞金稼ぎ

ぐ……

お、お前が俺たちの仲間を……全部やっちまったのか?

……く、来るな! 頼む! 来ないでくれ!

お、俺の金貨は全部やる! 武器も全部やる! お前が欲しいものは全部――

???

あの子はどこいるの。

賞金稼ぎ

何のことだ――??

近づくな――!

この化け――

晴天 / 視界:14km

タラート山付近 森林地帯


ビッグ・ボブ

……この岩は……

君たち、そのまま私についてきてくれ。足元には気をつけて。私の足跡を踏むんだ。どこにも触れないように。

この森、私が想像していたよりずっと危険だ。

グラニ

あの岩に何か書いてあったの?

ビッグ・ボブ

これは賞金稼ぎが残した暗号だ。ここに示してある通りに動かなければ、罠にかかるというものだ。

グラニ

じゃあトラップを避けながら進んでいるの?

ビッグ・ボブ

ああ、私の動きを見ていろ。

――縄とベアートラップを組み合わせたものだな、なんとも古臭いおもちゃだ。


ビッグ・ボブ

さらにここは木の裏にハンマーが隠されている。何も知らずに進めば直撃だろうな。

そこだ、キャロルお嬢ちゃん、気をつけろ!

キャロル

は、はい?

ビッグ・ボブ

そこから一歩でも外れると、中が針山になっている落とし穴に落ちることになる。

キャロル

あっ……!

グラニ

さすが賞金稼ぎ、同業者の罠はお手の物って感じだね。

ビッグ・ボブ

もちろんだ。私はかつて――

……

罠を全て避けて進むのは現実的じゃないな。やはり全て解除しながら進むのが効率がいい。

わざわざ罠まみれの道を進むなんて、これを仕掛けた連中なら考えないだろう。だからこそこのルートは我々にとって奴らの裏をかいた最も安全なルートというわけだ。

行こう。


ビッグ・ボブ

ん? 止まれ。

何か変だ。

グラニ

また罠?

ビッグ・ボブ

いや。

血の暗号だ……

「――怪物? 」

どういう意味だ? こんな暗号を使う賞金稼ぎは知らない。

グラニ

……あ。

まさか……

賞金稼ぎ

か、怪物だ!

来るな!

???

......

グラニ

……

???

......

グラニ

やっぱり君だったんだね!

スカジ……スカジでしょ?

スカジ

――あなたが滴水村の村長を連れていたのね。

グラニ

え、なんで? キャロルを知ってるの……

スカジ

彼女を渡しなさい。今すぐに。

ビッグ・ボブ

グラニ嬢ちゃん、あの眼、ヤバいぞ。

グラニ

それはできないよ。まずは相談――

え、えっ?

うわっ!

スカジ

これは警告よ。

グラニ

ダメっ、キャロル、ボブおじさん……

ビッグ・ボブ

彼女はどうして君を攻撃するんだ?

君と彼女は知り合いのようだが? どうして――

グラニ

し、質問はいいから! 今は逃げて!


グラニ

はあっ、はあっ……まだ追ってくる??

キャロル

グ、グラニ……もう……走れない……

ビッグ・ボブ

彼女は本当に……怪物と言っていいな…… まったく息切れもしていないぞ!

スカジ

逃げても無駄よ。これ以上、私に手間をかけさせないで。

グラニ

ほ、本気であたしを切りつけてきた……いや、それよりキャロルをどうするつもり!

キャロル

あの人の眼……赤い……グ、グラニ!

グラニ

ダッ、ダメだよ! なんでこんなことに!

止まって!

ビッグ・ボブ

待ち伏せだ!

大尉

今だ! 放て!

スカジ

?

大尉

奴だ! 我々を襲撃した厄星だ! は、早く射殺せ!

グラニ

やめてっ!

大尉

このチビがっ! 何のつもりだ?

グラニ

どうしてあたしたちを追ってくるかはわからないけど、あの人はあたしの仲間なの!

大尉

な、なぜ俺たちの邪魔をする! クソがっ――!

スカジ

……

グラニ

今のうちに逃げよう!

ビッグ・ボブ

――東へ向けて突破だ! 行くぞ!

賞金稼ぎ

逃げられると思うな! この化け物が、くたばれ!!

スカジ

(エーギル語)どけ!