起死回生 3-2・戦闘前
記憶
ホシグマ、やっと来たか。
お待たせして申し訳ございません。件のレユニオンに手こずらされてしまいまして。
そう聞いている。怪我はないか?
はい、問題ありません。
しかし、奴の実力には心底驚かされました。
というのも、特別督察隊は龍門本区の防衛を強化したばかりでしたし……
動ける部隊を総動員して出動した上で、この結果ですからね。
……では、督察隊を止めたのが、たった一人の女だという話は本当なのか?
ええ。私自身、この目で見ていなければ信じられそうもないことですが。
奴には確かに、それだけの力がありました。
さらに言えば、どことなく……心ここにあらず、といった様子にすら見えましたしね。
ところで、こちらの皆様は――
ロドスの方でしょうか?
はい。そちらは……
特別督察隊のホシグマ。部下の中でも指折りの精鋭だ。
どうぞお見知りおきを。
それにしても、ロドスには随分若年の方もいらっしゃるのですね。
その「若年の方」が、ロドスのリーダーだ。
わ、ええと……アーミヤと申します、よろしくお願いします。
おっと、そうでしたか。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
では、改めてお伺いしたいのですが……
ロドス側の状況について、お聞かせ願えますか?
はい。――こちらはすでに、特別行動班の二名が、ミーシャさんを連れ去ったレユニオンの動向を掴んでいます。
現在も追跡は続行しており、いつでも指示を受け取れる状態です。
なるほど。
確かに、能力の高さを感じます。
隊長の評価に違わぬ方々のようですね。
えっ? チェン隊長が、我々を評価してくださっていたんですか?
まあな。
それより、ホシグマ。近衛局の全小隊を招集しろ。――行動を開始するぞ。
ロドスの人員には、先導役を頼むとしよう。
了解しました。――とはいえ、注意は怠らずに行きましょう。
レユニオンは足止め要員を残しているようですし、待ち伏せされることもあるでしょうから。
なあに、そのくらいの対処は朝飯前です。
そうですね。注意深く行動していれば、相手の痕跡を見つけて先制することもできるでしょうし。
ええ。では、行きましょうか。
ロドスの皆さんの戦いぶりが、今から実に楽しみです。