起死回生 3-7・戦闘前
とどろく
――第一防衛ライン突破!
くそっ、術師たちは何をやってるんだ!
向こうの前衛はたった一人なんだぞ……!
このままあいつに突破されちまうのを黙って見てるつもりかよ!
とにかく急げ! さっさと仕留めろ!
フランカ! 前に出すぎ!
それじゃカバーできないでしょ!
あら、あたしが考えなしにこんなことするとでも思ってるの?
――言ってる間に……! 四時方向、来るよ!
じゃあ、そっちはお願いね、リスカム!
ああいう遠距離攻撃からは、あなたが守ってくれるでしょ?
っあ~、もう……!
今だ、やれっ!
剣を持った奴から潰すんだ!
よし、うまくいっ――
……え?
くだらん真似を。
この程度の攻撃で、どうにかできるとでも?
うわっ!!
こ、こいつ……一体どこから降りてきたんだ!?
借りができちゃったわね、おっきな刑事さん。
ははっ、光栄です。
しかし、フランカさん。あなたのご担当は陽動であるとお見受けします。
それでも、ここまで深く敵陣に斬り込むというのは……さすがに目立ちすぎるのでは?
大丈夫よ。こういう時こそ、パートナーを信じなくちゃ。
はぁ、はあ……
フランカ! さっきから、前に出すぎだってば!
ね? 追いついてきたでしょ?
ちょっと、聞いてるの……!? わたし、こういう無茶は苦手なんだからね! ……まったく、こんなふうに突っ込んでいくなんて、ほんと理解できないよ……!
……っと、おや?
くっ……あいつら……!
近衛局とロドスで手を組んでやがったのか!
これじゃ、俺たちには止めようがない……!
こうなったら、イチかバチかだ! 全員でかかるぞ!
――! あいつら、突っ込んでくる!
くたばりやがれ!
あくまで抵抗を続けるか。ならば、法に則り、処断を下そう。――恨んでくれるなよ。
てめえっ――!
――はァッ!
うわあああっ!?
……ホシグマさんって、すごく力持ちですね……
なんだかレユニオンが気の毒に見えてきました。
実際、哀れな連中ですよ。
何せ、我々に刃向かってしまったのですから。
とはいえ、こうした手合いは、これまで人を傷つけ、殺めた分の罪を償うべきなのです。
ホシグマさん、ご無事で何よりです。
そちらも、お怪我はないようですね。よかった。
はい! 我々とペンギン急便の連携で、向こうの側面部隊を制圧しました。続けて、総攻撃に出ようと思います。
了解しました。
今のところ、すべて順調に進んでいるな。
ですが、正念場はここからです。奴らは障害物を多く設置していますし、伏兵の配置も巧妙になってくることでしょう。
厳しい戦いを想定して、備えるべきかと。
合わせて、Dr.には、味方の安全確保優先で、索敵にも気を配っていただけると幸いです。
なるほど、わかりました!
それでは……行きましょう、みなさん。ミーシャさんを助けに!