銀心湖鉄道 RS-5・戦闘前
不正乗車?
う……
どういうことだ……? なぜ空の酒瓶がこんなに転がっている?
……妙だな。俺はなぜ応接間の床で寝ていたんだ……?
ロザリン……良い子だ……
……アークトス……この……バカ者が……
ぐう……ぐう……
親父!?
ん? うぅむ……
何を騒いどるんだ! ゆっくり眠らせてもくれんのか!
いや、待て、私は……
いつ帰ってきてたんだ、親父! どうして事前に連絡しなかった?
昨日はここで何が? 俺たちはなぜ床で寝ているんだ?
……大声を出すな、頭に響くだろう。
旦那、それに大旦那も!
よかった、二人ともやっと起きてくれたんですね!
グロ!
一体何があったんだ?
昨日は旦那も大旦那もしこたまお飲みになりまして。酔っ払うまで眠らんぞとか言って、何度言っても部屋に戻って寝ようとなさらず……俺たちにはどうにもできなかったんです。
それで仕方なく、暖炉に薪を多めにくべておいて、せめて身体が冷えないようにさせてもらったって次第で。
旦那、昨日のこと覚えてらっしゃらないんですか?
俺は……待て、今思い出す。
昨日、昨日は……
確か、落成式前夜に開く宴の準備をしていたはずだ。
客人をもてなすためにイェラグで一番の酒を選ぶよう巫女様から仰せつかり、一つ一つ試飲をしていたが……
そのあと……のことは、あまりよく覚えていないな。
フンッ、それも当然だ。
お前ときたら、人の見分けもつかんほど酔っ払いよって、柱を抱きしめて乾杯なんぞしていたぞ。
一体いくつだと思っているんだ、この恥さらしめが!
わかった、わかった。だがこれも巫女様とイェラグのためだろう!
グロの目の前で叱るような真似はやめてくれ。俺にも面子ってものがあるんだ。
面子というのは、自分自身で保つものだと散々教えて来ただろう。それを潰さないでくれなどと頼んでどうする、情けない!
……まあよい、このくらいにしておいてやろう。
して、グロよ。ロザリンが見当たらんようだが。
ロザリンお嬢さんなら、朝一で山登りに行かれましたよ。
何だと!?
お嬢さんは早く目が覚めたんですが、その時は旦那も大旦那もまだお休みになってたもんで、もう少し寝かせてやりたいと仰って……
俺もそのほうがいいと思って起こさなかったんです。
……
こうして去るのも、またいいだろう。
あるいは、これこそイェラガンドの思し召しなのやもしれんな。
出会えど互いにその縁を知らずということは、いまだその時が来ていないのだろう……
何を訳のわからんことを言ってるんだ?
昨日客人が来ていたのは覚えているんだが、ひどく酔っていたものだからその娘の顔をよく思い出せないんだ。
聞く限り、彼女はロザリンというのか? その名前は……
……
アークトス、来い。
このことは、お前に隠すべきではなかった。
あの時もそうだったように――
今どうすべきかを決断するのは、結局のところお前自身なのだ。
……我らのイェラガンドに。
親子三代で本当に一晩中飲むとはな。
おまけに私やほかの護衛まで巻き込んで……
っ……
こんなに酒を飲んだのは久しぶりだ。
しかも、重要な発言は何一つなかった……
……脇から攻めてもダメなら、いっそ正面から行くとするか。
方角を見るに、ロザリン嬢は登山をしに行ったようだな。
おお~っ! でっかい山!
近くで見るともっと壮観だな! イェラグの山ってのは、大したもんだ。
うっ……ちょっと頭が痛えや。昨日はマジで飲みすぎたな。
爺さんとおっさんもそろそろ起きた頃かね。しかし、イェラグ人がこんなに親切だってこと、どうしてドクターは教えてくれなかったんだろうな。
山を下りたら、何かお礼をしてやらないと……
おー、さむっ! 風が吹いてくると肌が痛いくらいだぜ。
確か……イェラガンドへの敬虔な信仰心を証明するには、この山を自力で登らなきゃダメなんだったよな?
……
いくら見ても、すんげえ高さだ。
……ま、せっかく来たし、試しにやってみっか。
ん?
「雪山の一番清らかな空気」? 空気を売ってるの?
へえ、良さそうじゃない。ここってカードは使えるかしら?
そう、じゃあ二箱いただくわ。ホテル・バーデンピークの606号室に届けておいて。
はいよ!
あーあ、ゾフィア姉さんったらまたこんなに買っちゃって……
昨日も雪山の湧き水とかいうのを四箱も買ってたじゃない。こんなにたくさん、どうやって持ち帰るの?
バカねえ、自分で持って帰るわけないでしょ!
ムリナールとマーガレットにもいくつか送ってあげないとね。そう考えると、まだ買い足りないくらいだわ!
イェラグは空気も水も確かに美味しいし、この地を選んだからには黒騎士もきっと今頃良い暮らしをしているんでしょうね……
それはさておき、イェラグで敬虔さを認められたければ、ここの雪山を自力で登頂しないといけないって話よ。
だからほら、私たちも登りましょう!
確かに、この旅行ガイドにもそう書いてあったね。
ゾフィア姉さん、どっちが先に山頂に着けるか勝負しようよ!
なあ、ライリー爺さん。どうして山頂まで行けるケーブルカーがあることを教えてやらないんだ?
ふぉっふぉっふぉ、観光客にも考えがあるんじゃよ。老いぼれが余計な世話を焼いても仕方なかろう。
それもそうか……
今じゃ喜んで登る奴なんて観光客くらいだし、山登りが好きそうな二人だったしな。
だけど、あの人たちの言ってたことも一理あるかも……
ほれ、行くぞ。ケーブルカーに!
本気か爺さん? それ、イェラガンドへの信仰が足りないって話になんねえか?
何を言う! これぞイェラガンドが民への慈しみゆえに与えたもうた進歩の表れ!
有難く乗らねば、それこそ信仰が足りん証になろう!
はあ?
はあとは何じゃ。
我らは皆イェラガンドの民。ゆえにイェラガンドを軽んじず真摯に想い続けさえすれば、イェラガンドは我らをお守りくださる!
……
あっぶねー。ケーブルカーもあったのかよ。
どこの観光地も同じだな……地元民についていかねえと、すぐ損しちまう。
何をもって、イェラガンドへの信仰が揺るぎないものだってことになんのかはわかんねぇけど……
イェラグの現状を見る限りじゃ、イェラガンドはこの場所をちゃんと守ってくれてるんだよな?
おーい、そこの爺さん!
教えてほしいんだけどさ、ケーブルカーのチケットってどこで買うんだ?
少々よろしいですか、ご老人。
お主、何者じゃ? その格好は一体?
私はヴィクトリアから来た記者です。
皆さんはこのイェラガンド像が素晴らしいものだと仰いますが、こうしたものを建設するために費用や労力を随分と無駄に注ぎ込んだことでしょう。そこで――
帰れ!
わしの息子はずっとあそこで仕事をしとるんだ。しばらく帰って来とらんが、毎月仕送りをしてくれるうえに、電話したときは、仕事にも満足していると話しとった!
お主ら外国人は、よっぽどわしらイェラグの良さを認めたくないとみえる!
でしたら、なぜ息子さんは帰ってこないのですか?
何とかいう契約書にサインしたから、向こうに留まらねばならんという話さ。
ええと、何と言ったか……
機密保持契約だろ。
……像を建てるのにそんなものが必要だ、と?
ふむ……
よそ者よ、言っておくがな。わしらのイェラガンドを貶めるつもりなら、今すぐ杖をお見舞いしてやるぞ!
むっ、どこへ行きおった?
ふん、ふふふ~ん、イェラガンドを讃えよ……♪
勇敢なる駄獣~、勇敢なる人よ~、家を守れとイェラガンドが~、お教えくださる~、ふんふ~ん♪
ふん、ふふふ~ん……♪
ん? この雪、何か……
うおっ!
気を付けて。
この下は落とし穴よ。
ケガはしてない?
おお、デーゲンブレヒャーさん!
しかし、なんだってこんなところに穴が……ああ、きっとライリーの奴が獲物を捕まえようとして掘ったんだな!
いやあ、本当に助かったよ、ありがとう。お前さんがいなけりゃ、今頃滑って落ちちまってただろうな。
いいのよ、気にしないで。
今日は、山に用事でも?
何か手伝えることはあるかい? 実は今日、わしとライリー、それとレオンの爺さん仲間で山に登ろうって約束しててな。何かあったら遠慮なく言っておくれ!
確かに山に用事はあるけど、手伝いはいらないわ。
そういえば、あなたとライリーって、ヴィクトリア人とよくお酒を飲んでたわよね。一体いつまでやってるつもり?
それがなあ、いつも飲み比べをしてるんだが、今のところは引き分けなもんでな!
こいつは負けられない戦いなんだよ。ヴィクトリアの連中に負けでもしたら、エンシオディス様や巫女様に大恥かかせちまうからな!
あいつらときたら、急にわしらのところへ押しかけてきて、駐屯までしよってからに……
屈強な男どもが大勢でドカドカやってくるなんぞ、大して学のないわしにも、良からぬことだとわかるわい!
そこでわしらは考えた。一緒に酒でも飲んでおれば、エンシオディス様の代わりに奴らを見張っておけるんじゃないかとな。
なあに、安心しとくれ。わしらは絶対に勝つからな!
……
そうね。吐くまでとことん飲ませられたらそれが一番だわ。
うまくいかなかった時は、私を呼んで。あまり無理はしないでね。
ヴィクトリア人を見張ろうっていうのは、あなたたちが自分で考えたの?
ふっふっふ、わしらとほかの連中で一緒に考えたのさ。地元の連中は皆賛成してくれたぞ!
このところ、暮らしは毎日良くなっているし、皆分別くらいはつくからな。誰にもわしらの良い暮らしを邪魔はさせんよ。
だがな、少し本音を言うから怒らんで聞いておくれ。
ええ、どうぞ。
わしらは最近、ヴィクトリアの連中としょっちゅう酒を飲んどるわけで……
この一ヶ月接していて、少しはあいつらのことがわかってきてな。ほかのことはそこまで詳しかないが、少なくとも悪い奴らじゃないと思うんだ。
酔っ払った時も大した迷惑をかけてはこんし、普段からたまに仕事を手伝ってくれるしなあ。
わしと同じくらいの年寄りもおるんだが、飲みすぎた時も周りに面倒などかけず、雪の中を泳ぐぞなんて言っていきなり服を脱ぎだすくらいのもんでな。その時見たあいつの背中は傷だらけだったよ。
どんな修羅場をくぐってきたかはわからんが、想像するだけでもつらいものがある。
……それなら、このくらい話してもよさそうね。
あのヴィクトリアの子爵は、イェラガンド像の完成を祝うためにここを訪れたんだけど、一緒に連れてきてるのは皆彼の近衛兵なの。
だからそのほとんどは、彼と戦場を共にしてきたベテランなのよ。
ほう……
でもあなたたちは、あまり深いことなんて考えずに、彼らとお酒を楽しんでくれたらいいわ。
はぁ。近衛兵やら何やらはわしにはようわからんが……
確かに、あいつらの中には若者なんぞほとんどいなかった。何人かは見かけたが、皆身体に石が生えているようでな。
あれが例の、なんとか石病ってやつなんだろう?
……鉱石病よ。
日常的な接触くらいなら感染しないし、あまり神経質にならなくても大丈夫。
だけど、しかるべき予防策だけはしておいてね。
街にあるロドスの事務所か、最近建てられたばかりの病院へ行けば予防マニュアルをもらえるから。
いやいや、それはわしらもわかっているから、心配しなさんな。
わしはお前さんが相手だから、こういうよもやま話ができるのさ。これがエンシオディス様やノーシス様なら、気軽に話しかけるのは申し訳ないしなあ。
ふうん?
私なら暇そうだから平気ってこと?
いやいや、そういう意味じゃない!
旦那様方は毎日大忙しだし、そうそうお邪魔はできんってだけさ。
もちろんデーゲンブレヒャーさんも忙しかろうが、普段から頑張ってくれとるからな。お前さんがわしらの味方だってのは皆よく知っとるし、もう家族みたいなもんなのさ!
……
家族……
おっと違った、旦那方もだ!
どうもわしは気が回らんで困るな。ともあれ、そういうことさ!
そういや、お前さんの時間を随分使わせちまったかな?
大丈夫よ。
……一つお願いしたいことがあるの。あなたと、山にいるライリーたちにね。
お安い御用だ。なんでも言っとくれ!
気取った格好のヴィクトリア人を探してもらえない?
気取った格好のヴィクトリア人……っていうと?
シルクハットを被っていて、黒いコートの襟を立てて顔を隠している男よ。それと、肩からいくつも宝石を下げてたわね。
すごく目立つから、一目でわかるはずよ。
そいつは、わしらのイェラグへ来てそんな格好で何をしとるんだ?
さあ。
きっとあんまり頭が良くないんでしょうね。
ともかくわかった、任せとくれ!
何かあったら、レオンのとこの駄獣をお前さんのところへ向かわせるからな!
なっ、本気で言ってるのか!?
昨日のあの子……ロザリンが、俺の娘!?
……はぁ。
恐らく間違いないだろう。あの子の顔立ちは、お前にも、タチアナにも似ているからな。
老いたこの目もまだかすんではいない。見間違うはずもなかろう。
そうか……
娘……俺の娘……!
はっはは、道理で出来た子だと思った! 器量良しの性格良し、素晴らしく良い娘じゃないか!
ロザリンか……あいつが俺に似ていると?
確かに似ている……思い出した! あいつの髪の色は、俺と同じ茶色だったな!
目と口はタチアナに似ていた……特に目などはそっくりだ! 美しい目だった……
……しかし、時間が経つのは本当に早いな。あの子が、あっという間にあれほど大きくなるなんて……
待てよ、あいつは山へ向かったんだったな?
それならいつ帰ってくるんだ? いや、そもそも帰ってくるのか?
……
アークトス。もう一つ伝えねばならぬことがある……
親父、悪いが、俺は娘のために手土産を用意しなくちゃならないんでな。用があるなら後にしてくれ!
たしか小さい頃のあいつは焼きスイートチーズと獣肉シチューが大好物だったはずだ。すぐに買いに行こう!
もしかすると、タチアナ……あいつも来ているんじゃないのか? 俺に会いたくないから姿を見せてくれないのか? だとしたら、俺は……
いや、今は考えないでおこう! とにかくまずは、山へ登ってロザリンのもとへ手土産を届けるんだ!
タチアナのことは、その時あの子に聞けばいいだろう……
アークトス!
どうしたんだ親父、今は急いでるんだぞ――
待てと言っている!
――!
……落ち着け。まだお前には、知らねばならぬことがある。
父の怒声でその場にとどまったアークトスは、心の中に湧き上がる嫌な予感を抑えきれなかった。
二日酔いのせいか、ふと耐え難い頭痛と胃の不快感が襲ってきて、どこからともなく生じた冷たい感触が背を這い上る。
アークトスはその時ようやく、久々に見た父の背が少し曲がっていることに気が付いた。記憶にあるほど大きくはないその背は、まるで次第に枯れ萎んでいく大樹のようだった。
しかし、老修道士のしわがれ声は、アークトスの胸中がざわつこうとも止まらない。
ロザリンから聞いた話では、あの子は母親と共にここを離れた後、ウルサスに移り住んだそうだ。
ここを去った時のあの子はまだ幼すぎたから、当時のことは何も覚えていないと言っていた。
ロザリンはこれまで何年もの間、父親が誰なのかも知らずに生きてきたのだ。
あの子が今回帰ってきたのは、我らがイェラガンド像を目にするためであり……
母の形見をイェラグへ持ち帰るためでもある。
嫌な予感というのはいつも当たるものだ。
屋外で吹きすさぶ風雪に、室内で跳ねる暖炉の火、そしてどちらのものとも知れない呼吸音。そのすべてが一瞬静止したように感じられた。
……なんだと?
形見……?
どういう意味だ?
だ、だがタチアナはまだ若いだろう、なぜ……
そんな……そんなはずが……
私はこの耳で聞いたのだ。
……
当時のことについては……我々ペイルロッシュ家は、彼女たち親子に申し開きなどできん立場だ。
しかし、我が心には罪悪感こそあれど、後悔はない。
アークトス、お前はどうだ?
……
俺は……
いや、良い。何を言うにせよ、私に伝えたところで意味はない。
お前の父は完璧な人間でも、聖人でも、ましてや被害者でもないのだから。
私は老いた。お前に何かを示してやることはおろか、お前の言い分を聞いてやることもできん。
今はただ、日々イェラガンドの足元のほこりを払いながら余生を過ごしたいとばかり願っているのだ。
お前は……自分でよく考えてみると良い。
……
タチアナ……ロザリン……
旦那、大旦那!
ラタトス様がお越しです! 急ぎで話したいことがあるとか!
チッ、酒臭いな……
明日は式典だぞ、アークトス。今から酒浸りじゃ支障をきたしかねんだろう。
……今はお前とやりあってる気分じゃない。
何かあったんだろう、言え。お前が用もなく訪ねてくるとは思えんからな。
ふふっ、わかってるじゃないか。
だったら単刀直入に行こう。あんたに忠告しに来たんだ。
私の記憶が正しければ、あんた昔、家の反対を押し切りウルサスの女をめとって、娘まで生まれてたはずだろう?
その後、シルバーアッシュ夫妻が事故に遭い、それからほどなくしてあんたの妻子はイェラグを去った。このことを知らない人間は私たち三家にはいない。
……フンッ、相変わらず鼻が利くな。
褒め言葉として受け取っておくよ。
今日はあんたの娘――ロザリンのことで話をしにきたんだ。
ロザリンが一体どうしたと言うんだ? 娘にかこつけて適当を抜かすなよ!
あいつは三家とは無関係なんだぞ!
昔のことを蒸し返す気はないけど、どうも帰ってくるタイミングが悪すぎてね。
あの子が今どこにいるかわかるかい?
今はヴィクトリアの密偵に目をつけられてる可能性が高いんだ。
やっと着いた!
ケーブルカーがここまでなら、結局あとは自分の足で登るしかねぇみたいだな。
まあいっか。山頂まではそんなに遠くねぇみたいだし。
しかし、さっきまではほかの観光客もちらほらいたってのに、ここに来て完全にいなくなっちまったな。
四方八方真っ白けだ……う~っ、なんかちょっと気味が悪ぃや。
……
ん……?
……つい……てない……
……な、何の声だ?
……イェラグに来てから、何もかもがうまくいかないな……
そこにいるのは誰だ!? で、出てこい! ビビらせようったって無駄だからな!
あれ……あそこにあるのは、穴……か?
道端に穴なんか掘るバカは一体どこのどいつだ? って、いや……こいつはただの穴じゃねぇな……
誰かが作った落とし穴だ!
その通り。これは落とし穴です。
お嬢さん、足元にお気をつけて。
それと、もしよろしければ、引き上げていただけませんか?