暗黒時代・下 1-7・戦闘前
暴君
衝撃に備えろ!
総員、散開せよ!!
クソッ、規模が大きすぎる! 何もかも破壊し尽くさんばかりの勢いだ……!
このままではまずいぞ……!
——!
急いで退避するんだ!
は、はい……!
ッ来るぞ、踏ん張れ!
ひっ……! あ、ぁ……!!
空が……空が、落ちてくる……!!
ぐっ……! い……痛い……身体が、痛い……!
手が……俺の手がない! う、あああっ……!
は、はは……どうして……どうしてこんなことに……
い、嫌だ、死にたくない、死にたく……あああああああっ!!
っ、重装オペレーター!
術師の保護に回れ!
――!? なっ……
一体何の音だ……!?
隕石だ、かなりデカい――クソッ、通り沿いに落ちた! 伏せろ!
きゃっ……!
! 建物が、倒れて――! 危ない! そこを離れてください!
こっちだ、早く!!
......!
――あっ……!?
いたっ……ド、ドクター……?
つ、突き飛ばして逃がしてくれたのか!? ……だけど、それじゃドクターが――
――ッ、危ない!!
Dr.!!
……えっ?
待っ……ニアールさん、無茶です!!
――伏せろ、ドクター!
……っ、はあ……
間に合ったようだな。
……! 生きてる! よかった、二人とも生きてるぞ!! さすがニアールさん……!
……ふぅ、はぁっ……!
ニアールさん! ドクター! 早くこちらへ!
私は大丈夫だ! 先に行け、ドクター!
この盾は、まだ持ちこたえられる!
だから跳ぶんだ!
ためらうな、早く!
ドクター……!
だ、大丈夫ですか? お怪我はありませんか?
……あなたという人は……もうあんな真似はしないでくれ!
仮に無茶をするにしても、まず私に声をかけてもらえねば、守れるものも守れなくなってしまうだろう?
もとより、どのような状況でも、あなたが傷付くことなど容認できないが――
私の目の前でとなれば、なおのこと見過ごせない。……どうか、そのことを理解しておいてほしい。
……とにかく今は、みなさんが無事でよかったです……!
……ただ……
(あとどれだけ持ちこたえられるのか……)
(本当に、生き延びることができるのか……どうにも、不安は尽きないけれど……)
……はぁ……
……? なんだか、降ってくる隕石が減ったような……
天災の第一波は越えた、ということでしょうか……?
……まだ、気を抜くわけにはいかん。この天災がどれだけ続くかは未知数だからな。
とはいえ……天災の中心からは抜け出せたと見ていいだろう。
ひとまず、乗り切ったようだな。
はい……
みなさん、動けそうですか?
はい! オペレーター全員、大きな問題はありません!
一部怪我人もいますが、いずれも軽傷です!
……俺たち……生き延びたんですね……!
ア……う、ぁあ……
レユニオンにも、無事な人が――
……お前……ら……
ぁ……ああああっ!! ロドス……ロドスの奴らだ……!
……ッ、なんだ……?
アァ……ぁ……う、アアアアアア!
まさか、まだ戦うつもりなんでしょうか……!?
……ロドス……
……殺せ……ロドスを殺せ!
チッ、こいつら……
逃すな……殺せ……始末しろ!
イカれた連中め……!
なぜこのようなことを……命が惜しくないのか!?
ドーベルマンさん、これは……
ああ。……ほかに道はないようだな。
素早く対処し、先を急ぐぞ!