急転直下 4-5・戦闘後
官僚主義
こうなってしまったからには、我々に選択肢などありません。
そちらにご協力をいただけない場合には、ロドスだけでも救援に向かいます。
これは、龍門との協定に反する行為ではないはずですし……
――無論、近衛局も同行するつもりでいる。
……そ、そうでしたか……!
……
では、ロドスを代表して感謝申し上げます。
……私も、わかってはいるんです。龍門にとって、感染者は――
些細なことだ、気にするな。
ただし、言っておくが、近衛局の部隊が廃都市内部に入ることが可能かどうかはわからんぞ。
こちらは、あくまでレユニオンへの対処を最優先として行動する以上――
相手の出方に合わせて動くことになるからな。
……とはいえ、可能な範囲のことならば、必ずキミの力になろう。
はい……それだけでも、十分です。
……ありがとうございます、チェン隊長。
いや。全面的な協力までは約束できず、申し訳ない。だが、私にも使命があるのでな。
さて……そちらの医者にも、今の会話は届いているのだろう?
聞いての通り、私はロドスに同行するつもりだ。
――――
……いいか、アーミヤ。以降も注意深く行動するように。状況は単純ではないからな。
はい、気をつけます。
よろしい。……それでは、任務に取りかかろう。こちらでは、得られた情報を統合し、状況を整理しておいた。
加えて、救援部隊の編成及び派遣もすでに済ませてある。
だが、この救援部隊では、メテオリーテとほかの二人がいる地点まで進入することはできない。
つまり、彼女たちの命運は君に委ねられているということだ。
……わかりました。
メテオリーテさんたちを、助けに行きましょう。
ならば、座標を送信しておこう。
ただし、安全を最優先として行動するようにな。
はい、ケルシー先生。
では、出発はいつにいたしますか?
今だ。
了解です。小官のほうで準備をしつつ、近衛局の人員にも知らせてきましょう。
ああ、頼む。
アーミヤ、あと10分で出るぞ。
了解しました。
……みなさん、どうかご無事で……