急転直下 4-6・戦闘前
見聞少なく怪多し
到着しました。ここが、目的の都市です。
……なんというか、薄暗い雰囲気の場所ですね。
ホシグマ、外交用通信は繋がりそうか?
いえ。今のところ、反応はありません。
恐らく、ウルサス政府はすでに、この都市を放棄しているのではないかと。
なるほど、正真正銘の廃墟というわけか。
しかし、この場所がレユニオンの拠点となっているのなら、龍門を取り巻く状況はより厳しいものとなるだろうな。
そうですね。ここは龍門からほど近いですし……
スカルシュレッダーがこの場所からの指示で動いていたと仮定すると……そんな拠点を放置すればどうなるかなんて、考えたくもありません。
それにしても――この都市に、一体何が起きているのでしょう?
通常、天災の直撃を受けた街が、ウルサスからの長い距離をここまで進んでこられるとは思えません。
となれば、この廃都市はなぜここに?
こちらで観測結果を分析したところ、この都市が受けた被害は天災の余波程度のものだったようです。
さらに言えば、その被害を受けたのも、ここまで移動してからのことだったそうですしね。
ははあ……ロドスには優秀な天災トランスポーターまでいらっしゃるようですね。
まあ、何はともあれ、慎重に行動しましょう。
道中、レユニオンの待ち伏せもあるでしょうし……
奴らが、廃墟に住み着く野獣の如く、こちらを狙ってくることは想像に難くありません。
心底気持ちの良くない話ですがね。
……ところで、送られてきた座標によると、目標地点はもっと奥にあるようなのですが――
この地形を見るに、全軍で進むのは避けるべきかと思います。
ふむ。源石の群生地帯だから、ということですね。
――――
(驚いたな。まさかお前が訪れるとは。)
チェン隊長、どう思われますか?
……
……チェン隊長?
っ……一体、なぜ――
――!?
ちょっと、どこへ行くんですか!?
ああもう、速すぎるでしょう! ……もしや、先ほどのあれは――
はっきりとは見えませんでしたが……
あの人影は、恐らく……
いえ、とにかく今は追いかけましょう!
――!
待て!!
っ、こんな時に……!
見たところ、奴はほかのレユニオンとはどこか違うようですね。
それに、大量の源石生物まで……まったく、どこから湧いてきたのやら!
源石生物……!? 爆発の可能性もありますので、どうかお気をつけて!
――Dr.!
ロドスのみなさんに、注意を呼びかけてください!