急転直下 4-7・戦闘前
それぞれの行動
ここに倒れているのは……全員、レユニオンのようですね。
……傷口から流れ出した血は凍っていますが、それ以外、攻撃の痕跡はないですし……
フロストリーフさんのアーツによるものと考えていいでしょう。
それから、あちらの瓦礫は、爆発で崩れた建物の残骸のようですが……
恐らく、メテオリーテさんの狙撃を受けて、ああなったのではないかと。
(だから、きっと……三人はまだ、無事でいるはず……)
――アーミヤ。先ほど、救援部隊の全員が任務を終え、ロドスへ帰還した。
これで、メテオリーテの部隊以外、すべての偵察隊が救出されたことになる。
幸い、犠牲者は出なかったが、その代わりに――
程度の差こそあれど、救出された隊員たちは皆凍傷を負っていた。
これは重要な情報と捉えて良いだろう。
……凍傷、ですか?
ああ。加えて、すべての偵察隊員から、廃都市内にレユニオンの特殊部隊と思しき構成員を確認したという報告が上がっている。
彼らの戦い方は、盲目的な普通の構成員とはまったく異なっているとのことだ。
くれぐれも注意してくれ。
は、はい。わかりました。
ドクター、君も状況は理解したな?
了解。
それは何よりだ。
では私も、己のすべきことを進めておくとしよう。
――アーミヤ。Dr.がいくら有能であろうとも、一人の人間に頼りすぎないように。
……
それから、指輪の状態に気を配ることも忘れるな。
はい。
……ケルシー先生も、ドクターを心配しているんですね。
それにしても――
こちらが知らないうちに、危険な相手が迫ってきていたなんて……
そうですね……レユニオンが、私たちを逃すまいとしていることは明らかだと思います。
ですが、そもそも我々には、目的も果たさず逃げ出すつもりなんてありませんから。
――ロドスのみなさん、聞いてください。これから、レユニオンの防衛線を突破します。
一緒に、メテオリーテさんたちを助けに行きましょう!
――レッド、聞こえるか?
ふむ……そうか。
では、スラム街東側の入口で合流しよう。
ああ。二人だけでいい。
問題はない。
レユニオンの相手など、我々二人で十分だ。