苦難揺籃 7-9・戦闘後
沈黙者の憤怒-2
a.m.12:40 チェルノボーグ 倉庫エリア
大量のガレージと貯蔵タンク……ここは倉庫エリアだと思います。
この先に進めば、中央エリアに着くはずです。
アーミヤさん! ここ見てください。倉庫の中です。
これは……あっ。
鋭いブレードタイプのアーツによる戦闘の痕跡です。レユニオンが三名、ほぼ一撃で倒され、ここに放置されています。
……まだ息があります。
ケルシー先生!
先生と医療オペレーターに応急処置をお願いします。この人たちが必要な情報を持っているかもしれません。
この痕跡は……チェンさんだと思います。
血の跡があります。彼女は怪我をしたようです。
ここ——血溜まりができています。でもここまでです。彼女は自分で止血をしたんです。
この現場から離れた形跡は一人だけですから、おそらくチェンさんで間違いありません。
私たちが追いつくまで辛抱してください、チェンさん……
ふふ……そうですね、チェルノボーグの時もそうでした。
ただ、あの時のチェンさんは、一人でレユニオンの一個小隊に対応できていましたが——
今は状況が全然違います。
あの時の私たちはまだ単なる協力関係でした。チェンさんがどんな人なのか理解し始めた頃で……
でも今はもう……
え? あれは……住民でしょうか?
どこから出てきたんだ? 隠れる場所などなかったはず——
ここはウルサス人の墓場よ!
!?
(警戒態勢を維持……でも攻撃はしないでください。)
私たちは中立の感染者検査組織です! あの……皆さんを救助するためにこの都市に来たんです!
私も普通の感染者ですが、あなたには敵意はありません――
感染者? チッ、私はウルサス人よ!
感染者を救助……!? はっ、冗談じゃない……あんたたち感染者が私たちに何をしたか、わかってないようね!
…………
あの、もし不安でしたら、これ以上は近づきませんから。この距離でお話をさせてくださいませんか?
いや……違うわ、私も感染させられたの! あんたと変わらない。そうでしょ?
感染者を救助!? ふふ、あははははは……感染者はみんな死ねばいいのよ!
私も死ぬんだわ。私も死ねばいい! ……くそっ!! 感染者さえいなければ、こんなことには——
人を陥れて、攻撃されたら報復して……感染者って皆そういうものでしょ!? 私もそうするべきなの!?
…………
(アーミヤ、彼女を落ち着かせて。)
(いえ、今はまだダメです。)
(……とりあえず全部吐き出してもらいましょう。この一ヶ月間の悲惨な出来事に対する怒りの感情が、まだ彼女の意識の大半を占めていますから。)
(今が彼女から毒を抜くちょうどいい機会です。)
…………
ここが何だか知ってる?
あんたと同じ感染者の吹き溜りよ。生きてる感染者だけじゃなく、死体もごろごろあるわ。
レユニオンのせいで苦しみもがいてる感染者、レユニオンのせいで死んでいった感染者……
でも前は感染者なんて一人もいなかったのよ。
みんな善良なチェルノボーグの市民だった。それがあいつらに追い立てられ、燻し出された後、虐殺された。生き残っても拷問され、最後は捨てられた……ゴミのように!
一体何人がここで飢えて死んでいったのか……
辛うじて生き延びた人たちも、源石と接触し続けたせいで、みんな感染したのよ! 今はもうまともな人なんて一人もいない!
感染者のせいで……
あんたたち感染者のせいで!!
落ち着いてください……私たちを他の皆さんの前に連れて行けとは言いません。あなたたちに必要な医療品を渡したら、すぐにここを離れますから。
…………
信用できない。
あんたたちはウルサスの遣いで来たの? それとも龍門から?
本当にそうなら、君は既に死んでいるよ。
……!?
あなたは……!
アーミヤ。彼の識別コードをスキャンしてくれ。
先生……!?
......
説明してくれないか……Guard。
お久しぶりです、アーミヤさん、ケルシー先生。
そして、Dr.。