挽歌が灰に還る時
- 凍える夜を越えてEA-ST-1幕間
とある古い酒場で、一人の作家が未完成の物語を語っていた。それは、貪欲な赤き龍がとうに死した放逐王を呼び覚まし、その気高き妹が友人たちと共にターラーの首都ナ・シアーシャへと帰っていくという物語だ。
- 巻頭の序文EA-1戦闘前
サウィン祭を控えたナ・シアーシャが浮き足立つ中、ラフシニーは異変を感じ取った。彫像や「宴席」、秘められた憎悪……そうしたすべてが、彼女を姉との対面へと導いていく。そこで彼女が目にしたのは、街中に広がる紫の炎だった。
EA-1戦闘後姉との対話が決裂したあと、紫の炎を消し去ろうとしたラフシニーの試みは失敗に終わった。一方で、都市を離れようとする荷運び人のノマド、ブリギッドは足止めを食らい、都市の秩序を守るべきダブリンはかえって混乱を助長していく。
- 単なる別れEA-2戦闘前
都市内で飢饉が勃発し、作為の内にヴィクトリア人への憎悪が煽り立てられていく。街の英雄クランは食糧を配ることで秩序の維持を図っているが、彼の弟子テオの捜索が難航する中、クランの友人であるネモスは、ラフシニーと鉢合わせた。
EA-2戦闘後テオを捜索していたラフシニーとブリギッドは、思いがけず街の食料品店店主の怪しい行動に気付く。そんなところへ、やがて夜が訪れ、ダブリンの祝賀会が始まろうとしている……そんな物語を語る酒場のほうでは、酒杯が幾度も乾かされるうち、貪欲な赤き龍が再び題材として挙げられていた。
- 不安と衝動EA-3戦闘前
祝賀会にて、欲望と狂気に陥ったダブリンの人々は赤き龍の手で黒き森へと誘われる。一方、ラフシニーとブリギッドは食料品店店主の口からテオ失踪の真相と運び出された食糧の行き先を知った。
EA-3戦闘後食糧が都市へ戻っても、混乱は広がり続けている。ラフシニーとネモスが訪れるより先に、テオの死を知ったクランは、悲しみと怒りの中で彫像を広場まで引きずっていき、破壊することに決めた。
- 在りし日のステップEA-4戦闘前
広場まで彫像を引きずったクランは、人々の理性を呼び覚まそうと試みる。だが願い叶わず、群衆の狂気と怒りを目にしながら命を落とした。そこへ紫の炎が広がる中、エブラナが降り立つ……こうして、未完の物語の一つ目が幕を閉じ、二つ目の幕がゆっくりと開かれようとしていた。
EA-4戦闘後彫像が燃え盛る広場で、過去と現在に交わされたダンスの約束が交差し、エブラナとラフシニーは対峙する。すべてが終わった後、ラフシニーは死者と共にナ・シアーシャを離れ、死者を弔う霊の守人が居を置く遺跡へと向かっていった。
- 炎に溺れるEA-5戦闘前
「放逐王」の助けを借りて黒き森の封鎖を突破したラフシニーは、離れていた仲間たちと再会を果たした。遺跡の中で、霊の守人はラフシニーが言いかけた言葉を拒絶したものの、死者のために葬儀を挙げたいという願いは受け入れてくれた。
EA-5戦闘後都市内で、エブラナは思わぬ客人を迎える。一方、都市外の遺跡では、ターラーの伝統である返し火の儀式を兼ねた葬儀がラフシニーの前で執り行われていた。
- 迷い人EA-6戦闘前
葬儀が終わった後、ラフシニーを助けた「放逐王」が再び姿を現し、王城の遺跡奥に眠る秘密を探求しようと彼女を誘う。そこで、ラフシニーはターラーの歴史が繰り返す過ちに向き合うと同時に、「放逐王」自身の物語をも見届けた。
EA-6戦闘後都市では死傷者が相次ぎ、憎しみの炎が燃え上がっていた。遺跡にいたラフシニーは、ブリギッドと共に都市へと戻っていく。一方、遺跡内では、霊の守人とモランがターラーの過去について語り合っていた。そんな物語を語る酒場では、作家の代わりに見知らぬ女性が物語の語り手を引き継いだ。
- ロマンスは死んだEA-ST-2幕間
気高い赤き龍が都市に帰ってきた。より多くの人々の未来を勝ち取るため、貪欲な赤き龍と相対し、その命を終わらせた彼女は、同時に哀悼を捧げるのだった。
- 灯火を燃やす者EA-7戦闘前
エブラナが倒れても、都市に広がる紫の炎は勢いを増すばかりだった。そこでラフシニー、ネモス、ブリギッドはそれぞれに行動を開始する……二つ目の物語が、ここに幕を閉じた。
EA-7戦闘後物語を結末へと辿り着かせるため、作家は三つ目の物語を語り始めた。それは、「放逐王」と賭けの約束を交わすブリギッドや、黒い霧に立ち向かうラフシニー、赤き龍の死を告げるネモスの物語だ。
- 夜明けの時EA-8戦闘前
都市内では外出が禁じられていた夜の間に、赤き龍のため復讐を求める騒動が巻き起こる中へと、ブリギッドは霊の守人と共に駆けつけた。一方で、ラフシニーと黒い霧の戦いは続いていた。そうして、悲しみと歌声の中、人々から赤き龍への返し火の儀が始まった。
EA-8戦闘後返し火の儀の歌声が響く中、黒い霧と己の動揺に打ち勝ったラフシニーは紫の炎へと踏み入り、死を象徴する紫色を復活の象徴である橙色に染め上げた。火明かりの中、赤き龍は蘇り、暗闇は消え去ったのだ。
- 巻末の端書EA-ST-3幕間
三つ目の物語が幕を閉じ、物語の謎と語り手の正体が明かされる。伝説が生まれ、ターラーが独立を志し、唯一の赤き龍がこの地の人々を新たな生活へと導いていく中、彼女の「影」がロドスに姿を現した。
前後の作品
これまで
この先
なし
時系列
地域
- ヴィクトリア、ナ・シアーシャ、ターラー





